ラーメンの正しい食べ方

まず、ラーメンをよく見る

どんぶりの全容をラーメンの湯気を吸い込みながら、しみじみと鑑賞

箸の先で、ラーメンの表面をなでるような動作でラーメンに対する愛情の表現をする

焼き豚をおもむろにつまみ上げ、どんぶりの右上の位置に沈ませ加減に安置
この時、心の中でわびるがごとく呟く『後でね…』

いよいよ麺から食べ始める
この時、麺をすすりつつも、眼はあくまでも、右上の焼豚に注ぐ
これも愛情のこもった視線で

次に支那竹を一本口の中に入れ、しばし味わう
それを飲み込むと、今度は麺を一口。麺が口の中にあるうちに、また支那竹を一本口の中に入れる

ここで、初めてスープをすする
立て続けに3回すする

それからおもむろに体を起こし、「ふー」とため息をつく

意を決したかのごとく、１枚目の焼豚をつまみあげ
どんぶりの内側に軽くたたき付け、汁を切る

そして、至福の時を迎えたかのように満足げな顔で
焼豚をゆっくり味わいながら食べる

あとはスープを飲み干すまで一気に食らう

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