出前

子供の頃家に帰ると、お袋は出かけていた。そして、玄関先に出前のラーメンとチャーハンが置いてあった。
「おお、これは俺のために注文してくれたんだな」と、スープを温め直して食った。
ごちそうだったから美味かった。幸せだった。
ところがそれは近所のラーメン屋が、隣と間違えてウチに届けた物だったのだ。
その後、お袋とお隣さんとラーメン屋は、一同大爆笑だった。
昭和の時代は良かった・・・

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